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マンガ

これ、直近の話じゃなくて、せんちゃんがケージから出て、かぼすさんに寄り添うついでに、飼い主にも近づいてくれるようになってきたかも・・・?くらいの時のお話です。あの時は本当に、せんちゃんの我が家への慣れペースが激動すぎて、そしてかぼすさんとも仲良くなれそうな、いいぞいいぞ!な時で、多頭飼育への不安が薄れて、すっごく楽しい!がピークな時でした。

あ、今が楽しくないってわけではなくて、今はもうだいぶ我が家の在り方(ニンゲン一人、猫二頭)が固定化して落ち着いてきたので、平和で穏やかな毎日。楽しいって意味合いがちょっと違いながらも、楽しいし幸せな日々を過ごしていますよ。もう多頭飼育の不安なんてないですからね。あるとしたら、それこそせんちゃんの爪切り問題くらい(笑)

さて、そんな、我が家の在り方を模索中だった頃。せんちゃん、シャーシャーは相変わらずでしたが、確実に距離感は縮まっていたんです。座っている飼い主が、ちょっと頑張って手を伸ばせば手が届く距離にいてくれたりとか、かぼすさんが構ってくれて機嫌がいい時には撫でさせてくれるようになったりとか。

保護猫カフェさんでは、本当に人馴れしていないと聞いていたのとは裏腹、ここまで距離感が近くなったことに、「もしかして私、ムツゴロウになれるのでは?」と思ったレベル。す〜ぐ調子に乗るタイプです。

なのに。・・・ああ、思い出しただけで後悔ばっかりです。ある日、私は洗濯物を干してました。休みの日になると、必ず午前中には洗濯を済ませてしまうので、その一環ですね。で、洗濯物を干している飼い主の足元に、せんちゃんが待機していたんです。すぐ足元、っていうよりも、三歩先くらいのところで、鎮座しているような感じですね。香箱座りまではいかず、いつでもダッシュはできる体勢。でも動かずに、飼い主の様子をじっと見つめていました。

飼い主は、「あ〜〜近くにいてくれるのね。嬉しいな。」なんて思いながら、せんちゃんと洗濯物を交互に眺めて作業していたんです。今思えば、これが間違いだった。

ハンガーを取った際、手が滑って、そのまませんちゃんの上に落下したんです・・・。

そんなに重たいものではないのですが、突然頭にものが降ってきたせんちゃん。咄嗟に飼い主は「ごめーーーーん!」と叫びますが、それも虚しく、光の速さで逃げていくせんちゃん・・・。そして、隠れてしまって出てこないせんちゃん・・・。そりゃそうだよ、あの時近くにいたの飼い主だけだもん。飼い主がわざとやったって、思ってしまうよね。ただでさえ、まだまだ信頼関係築けていないのに。

ということで、一回信頼関係がゼロ、下手したらマイナスになっていた飼い主とせんちゃん。かぼすさんに「飼い主は悪い人ではないって、せんちゃんに説得しておいて」って頼み込んだのですが、そんな仲を取り持つことなど、かぼすさんがしてくれるはずもなく。落下直後、ちゅ〜るもあげようと試みたのですが、一切食べてくれませんでした。食い意地張ったせんちゃんが。それほど飼い主を敵認定したってことです・・・。ちなみにせんちゃんが食べなかったちゅ〜るは、かぼすさんが美味しくいただいていました・・・。

今となっては、ハンガー落下事件から2〜3週間は経っているので、だいぶ取り戻せてきている実感はありますが、本当に事件直後は、飼い主の心は「やっちまった」感でいっぱいだったのです。繊細な保護猫ちゃんをお迎えしたら、油断は禁物ですよ・・・。先住猫が容易く許してくれることも、なかなか許してくれませんからね。それを学びました。そしてかぼすさんとの信頼がどれだけ厚いかを再確認する機会にもなりました。ラブ。

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