かぼすさんの大冒険【4】

マンガ

前回のお話はこちらです。→かぼすさんの大冒険【3】

やる気満々で、伝説のおもちゃを目指し、旅立ったかぼすさん。いよいよ、山へ足を踏み入れたようです。しかし、箱入り娘ゆえに、右も左も分からない。せっかく手に入れた地図さえも、全く役に立ってないみたいです。

熱意はあっても、どうにもならないことがある・・・ってやつですね。

そんなかぼすさん。とりあえず本能の赴くままに山中を歩きまくる。そうすると、道端に、楽しそうなあるモノを発見しました。野草の猫じゃらしです。

伝説のおもちゃが待っているんだから、そんな、よくある猫じゃらしになんて心が動くはずがない・・・と思うじゃないですか。かぼすさんには、そんなの通用いたしません。かぼすさんは自分の心には嘘がつけないのです。

風にそよそよとなびく猫じゃらしを見て、目がきらりと光りました。「楽しいやつ!!」と。

そうなってしまったら、もう止められません。自分の気持ちに正直に。かぼすさんは野草の猫じゃらしで遊びだしてしまいました。夢中になるかぼすさん。さっきまで、お空のいちばん高いところにあった太陽は、すっかり沈んで、我に帰った頃には森は暗闇になってしまっておりました。

「どうして?」

散々遊び倒したかぼすさん。あっという間に過ぎる時間に、びっくりしたようです。遊ぶのは楽しいですからね。そりゃ、大好きなことをしていたら、暗くなっていく空に注意なんて向かないでしょう。

さて、目的も忘れて、すっかり夜になってしまった、旅立ちのはじまり。

初めての一人きりの夜。かぼすさんはどう乗り切るのか・・・?明日もお楽しみに(^ ^)

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