
前回のお話はこちらです。→かぼすさんの大冒険【3】
やる気満々で、伝説のおもちゃを目指し、旅立ったかぼすさん。いよいよ、山へ足を踏み入れたようです。しかし、箱入り娘ゆえに、右も左も分からない。せっかく手に入れた地図さえも、全く役に立ってないみたいです。
熱意はあっても、どうにもならないことがある・・・ってやつですね。
そんなかぼすさん。とりあえず本能の赴くままに山中を歩きまくる。そうすると、道端に、楽しそうなあるモノを発見しました。野草の猫じゃらしです。
伝説のおもちゃが待っているんだから、そんな、よくある猫じゃらしになんて心が動くはずがない・・・と思うじゃないですか。かぼすさんには、そんなの通用いたしません。かぼすさんは自分の心には嘘がつけないのです。
風にそよそよとなびく猫じゃらしを見て、目がきらりと光りました。「楽しいやつ!!」と。
そうなってしまったら、もう止められません。自分の気持ちに正直に。かぼすさんは野草の猫じゃらしで遊びだしてしまいました。夢中になるかぼすさん。さっきまで、お空のいちばん高いところにあった太陽は、すっかり沈んで、我に帰った頃には森は暗闇になってしまっておりました。
「どうして?」
散々遊び倒したかぼすさん。あっという間に過ぎる時間に、びっくりしたようです。遊ぶのは楽しいですからね。そりゃ、大好きなことをしていたら、暗くなっていく空に注意なんて向かないでしょう。
さて、目的も忘れて、すっかり夜になってしまった、旅立ちのはじまり。
初めての一人きりの夜。かぼすさんはどう乗り切るのか・・・?明日もお楽しみに(^ ^)
——————————————————————————————————-
ランキングに登録中です!応援よろしくお願いいたします。
にほんブログ村
人気ブログランキング
——————————————————————————————————-
コメント