かぼすがおネコになるまで【8】

マンガ

前回のお話はこちらから!:かぼすがおネコになるまで【7】

とも魂に連れられて、天使魂ちゃんがやってきたのは、大きな池。青くて、水底がキラキラと輝いていますね。天界には綺麗なものは何でもあるので、緑豊かなところもあれば水面もあるのです。素敵なところ。

迷わずにやってきたので、おそらくこのとも魂達のいつもの遊び場なのでしょう。岸のぎりぎりに3魂揃って並び、綺麗な水を覗き込みます。天使魂ちゃんは、水に恐る恐る手を伸ばして、ちょいちょいと触ったりなんかして。

水遊びなど、派手な遊びをするわけでもなく、ただ身を寄せ合って同じところにいるのが、彼女/彼らにとってはいちばん楽しくて有意義な時間のようです。

そんなとも魂達の後ろで、ひっそりと様子を見ていたのが、出ましたおじいさん神様です。おじいさん神様は天使魂が可愛くてたまらないので、どんな姿を見ても心の中では「尊い」と思っているのですが、今回はその尊さがカンストした模様。思わず手を合わせてしまっています。

でも、気持ちは分かりますよね・・・。こんなに丸くてぽよぽよもちもちしたものが、ぎゅうぎゅうに肩を並べてワイワイしていたら、可愛くて仕方ないもの。美しい友情、そして可愛らしい後ろ姿。手を合わせる以外にできること、ないかもしれません。

・・・おじいさん神様、天界にたくさんいる天使魂達の様子をくまなく観察しては楽しんでいるのですが、果たして、ちゃんと仕事をしているのでしょうか?気になるところではありますが・・・。でも、可愛いものの世話をしながらする仕事、天職に違いない。

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