行き場のない手

マンガ

かぼすさん、せんちゃんが来てから「ちゃんと怒れる子」であることが分かったわけですが、やっぱり基本は争いを好まない良い子です。言葉で叱る(=シャーする)けど、手はなかなか出しません。相当イラッと来たときはガブしたりしてますが・・・。でも、思い返せば、猫パンチはあんまりしない。

先日も、キャットタワーでかぼすさんの方が高いところ、優位な位置にいた時に、いつも通りせんちゃんがラブアタックをしていました。かぼすさんは完全に眉間に皺が寄ってる状態。最近しかめっ面を頻繁にさせてしまっていて、このままじゃプリティーなお顔が、極道の妻みたいな感じになったらどうしようなんて、意味分からない心配を抱えたりしています。

まあそれはさておき。とりあえずせんちゃんがしつこかったんですね。かぼすさんが乗っている板にすりすり、ごっつん、3〜4回はちょこまか往復してやっていました。そこまでしなくても、愛は伝わると思うんですが、既に皆様ご存知の通り、せんちゃんは自分が納得するまで体全体でラブを伝えたいタイプなので、外野(飼い主)がやいのやいの言ったところでどこ吹く風。かぼすさんが怒ったって聞かないんですから当たり前ですね。

そうしているうち、かぼすさんのイライラゲージが目に見えて上がっていきました。雰囲気で分かります。そして、右手がどんどん上がっていったんですね。

「お、ついにやるのか」飼い主は身構えました。身構えたって言っても、別にそれを止めたりするつもりはなかったんですが、とりあえずかぼすさんが猫パンチをする姿を、ちゃんと見ておこうと思ったんです。もちろんひどくなるようなら止めざるを得ないですが、猫の喧嘩はある程度させておいた方が深まる絆があるみたいなので・・・。心配は絶えませんが、大きな怪我でもない限りは、本猫たち同士に任せた方が良いのでしょう。

そしてせんちゃんも、効かないにしても、ある程度ちゃんと威嚇だけじゃなく力で怒られた方が理解しやすいはず。さあ、やるんだかぼすさん!滅多に繰り出さない鉄拳、今こそお見舞いするべき!

飼い主はワクワクして待っていたんですが、なかなか振り上げた拳は振り上げたまま。おや?と思っているうち、拳を下ろして、かぼすさん、座り込んでしまいました。しかし顔はイライラゲージ溜まったままです(笑)

なぜそこまで、直前まで「殴ってやる」って気持ちいっぱいで手を振り上げたのに、止めてしまうんだ!優しさ?優しさなの??座り込む時のテンポが、興を削がれたみたいな感じだったので、せんちゃんの様子に何か思うところがあったのかもしれません。

ということで、かぼすさんは今日まで、猫パンチはあまり使わず、威嚇とガブだけでせんちゃんを教育しようとしてます。できているかどうかは別ですが(笑)純粋に猫パンチより、かぼすさんはガブの方がやり慣れているので、あえて猫パンチしないっていうのもあるかもしれませんね。これまで、飼い主相手に鍛え続けたガブですから!

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