寝たまま拒否

マンガ

飼い主が、かぼす様の眠りを妨げようとしたのが、悪い話なのですが。

やっぱり、猫がぐっすり寝ていたら、お腹を出していようとなかろうと、ちょっとちょっかいかけたくなるじゃないですか。お腹を出していたら、余計、猫吸いしたいなとか、ぬくぬくを感じたいなとか、なるじゃないですか。だって寝てる時の猫のお腹って、とびきりいい匂いだし。

そ〜っと、そ〜〜っと、気持ちよく寝ているかぼすさんを起こさないように近づいて、やさし〜くかぼすさんの下っ腹をもふもふ。長毛のかぼすさんにとっては、唯一、地肌が見えるか見えないかくらいのところで、柔らかくていい感じにあったかいんです。

「あ〜〜幸せってこういうことか〜〜」と、猫と過ごしていると頻繁に思うことを思いながら、今度は猫吸いをしようとしたら、かぼすさん、寝ている状態のまま、こっちに目もくれず、あんよだけに力を入れてきました。

何をするのだろうか・・・と、見守っていたら、飼い主の手を、あんよでぐいっと押し退けました。

どうやら、気持ちよく寝ているのに邪魔をされているのが、相当嫌だったようです(笑)

尻尾も何も動いてないので、イライラするとかそういうわけではないようなのですが、ただただ「寝かせてくれ」とでもいうように、あんよだけで飼い主の手を排除。咄嗟に「邪魔してごめんなさい」と謝罪するしかありませんでした。

かぼすさんは、その後、何事もなかったかのように再度熟睡。飼い主は、何度も何度もちょっかいを出したくなる誘惑と闘いながら、寝姿を見つめるのみにとどめました。よく我慢した。今度もう一度同じことやったら、嫌われちゃうからね。

猫との暮らし、幸せいっぱいだけど、それと同じくらい、誘惑との戦いをしないといけないのでは?

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