酸欠

猫って、顔全体を何かに押し付けて寝るのが好きですよね。ごめん寝もそのひとつだと思います。ただかぼすさん、ごめん寝はしません。代わりに、飼い主の腕などに顔を押し付けて寝るのが大好き。おでこから鼻にかけての曲線が、腕にフィットするのを感じるのは、飼い主としてもとても嬉しいひとときです。

しかし、たまに心配になります。だって、こうして寝ている時のかぼすさんの鼻息、「ピス〜」とか「ぷす〜」とか、完全に苦しそうなんですもん。わずかな隙間から、ようやく呼吸してる、みたいな。

毛布とか、かぼすさん自身の毛とか、そういうのであれば、布や毛の隙間から酸素が供給できるだろうから、問題ないと思うのですが、飼い主の腕となると話は別。肌だから、密着してしまいます。そうなると、もちろん、呼吸なんてできませんよね。

心配になりつつも、見守りつつそのまま（腕に顔を押し付けた状態のまま）にさせてあげていたのですが、そのうちかぼすさんがいきなり顔を上げて目覚めました。そして、いの一番にしたことは、深い深い呼吸。「ふすーーっ」と息を吐いて、吸って・・・。

そして、また腕に顔を押し付けて寝直してました（笑）そこは譲れないんだね。苦しいのにね。

飼い主、すごい他人事として、「苦しいならやめておけばいいのに」なんて思ったりしましたが、よくよく考えたら、飼い主もほぼ同じでした。なぜかというと、飼い主、何度かブログでも言ったことありますが、猫アレルギー持ち（笑）

目カユカユ、あちこちカユカユ、鼻水ズルズル、くしゃみも出るのに、それでも猫といるのがやめられなくて、猫吸いがやめられなくて、猫アレルギー持ちとは思えない行動ばかりします。それはひとえに猫との暮らし、かぼすさんとの暮らしがアレルギーの苦しみ以上のものを得られるから。

きっとかぼすさんも、呼吸しづらい苦しさよりも、飼い主に顔を押し付けて寝ることに価値を見出しているから、やってくれてるんだろうなと勝手に理解しています。

似たもの同士な私たち。これからも、お互いがお互いを幸せにしながら生きていこうね。

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