そんなに怖いか

マンガ

さて。ワクチン接種のお話(参照:ちょっといじける)の続きです。続きというか、掘り下げた感じになりますかね。

来院するのが2回目、かつほぼ半年ぶりなので、ちょっと飼い主も緊張状態。迎えてくれた看護師さんに「ワクチン接種お願いします」とお話して、待合室で待機。朝、午前の診療時間が始まって間もない頃に行ったので人があまりおらず、かぼすさんとゆったりスペースを使って待っていました。まあ、ゆったりなのは飼い主だけで、かぼすさんはキャリーの中で落ち着きがない状態。

中に手を入れて、撫で撫でしたりはするんですが、この時点でもう震えているんですよね。慣れない場所だから、何をされるのか怖いのでしょう・・・。そして広い場所だから、落ち着かないんだと思います。たまに「帰るー!」って言ってるようなテンションで鳴いたり。残念ながらまだ帰れないのだよ、と返事をして、呼ばれるのをじっと待ってました。

途中、「血尿が出た」と慌ててワンちゃんと来院してきたおばさまが。みんな、我が子ちょっとした変化を見逃さず、異変があったらすぐに飛んできているのだなあと思って、愛を感じました。血尿が出たらしいワンちゃんはちょっと高齢な感じの子で、心の中で「何事もないといいね、頑張れ!」とエールを送っておきました。

そしていよいよ呼ばれたかぼすさん。キャリーをよっこらせと担いで、診察室へ。

これまでかかりつけだった病院が、全て病院がやってくれるところだったので、ボーッと待っていたら「中から出してあげてくださいね〜」と先生よりお声がけいただいて、慌ててご開帳。オープンさえしてしまえば自分から出てくるかと思ったら、全く出てこない。仕方なしに、手で抱っこして、中からかぼすさんを出そうとしたら、「嫌だ!」って踏ん張って、全然出ようとしないんです(笑)

もう、顔が必死すぎて、飼い主は笑いそうになりながら(というか先生は笑ってた)、なんとか診察台へ引きずり出しました。もう、本当に引きずり出したという表現が適切。そして出した後、中に戻れないように、先生がすかさずキャリーを診察台からおろしてくれました。連携プレー。

引きずり出した後は、飼い主に抱きついて、離れなくなってしまいました。体重を計らないと行けないのに。もう、「ひし・・・」って離れない。すすり泣く声が聞こえてくるんじゃないかってくらい、もう怯えてるんですよね。

ごめんね〜と言いながら、張りつくかぼすさんを剥がして、なんとか診察台に。このときもなかなか離れないわ、必死だわで、先生笑ってる。ここの先生、笑顔が多くて、とても過ごしやすいんですよね。

診察台に降り立ったかぼすさんは、もうまな板の上の鯉。できるだけ台の隅に、隅に・・・と行くのですが、度々飼い主により真ん中に戻される。体重を測り終わって、先生がワクチンを取りに裏に行った隙に、飼い主の腕の中で丸くなってうずくまり出す。多分できるだけ表面積を少なくすることで、先生から隠れているつもりだったんだと思います。飼い主小柄なので、腕だけじゃ隠れられるわけがないんですけど。

そんなかぼすさんにニコニコした先生が、後ろ足に一瞬でワクチンを打ってくれました。さすが先生、早い。

もうずっと、終始震えていたかぼすさんは、先生が「終わったよ〜」と言った瞬間にお顔を上げて、うるうるした顔(もう興奮してピンクを超えて真っ赤なビチョビチョお鼻、瞳孔開きまくりのお目目)で「もう帰る・・・帰れる?」と飼い主に訴えかけてきました。ああ、可哀想だけど、可愛い・・・。

キャリーを診察台の上に置いたら、すぐにしゅるんと中に入っていきました。病院に連れて行く時は、あんなに自分から入らなかったくせに(笑)かぼすさんも大人だから、もうこれまでみたいに簡単に病院に連れて行くことはできなくなりそうですね。嫌だというのを覚えてしまったかもしれない。3歳にして。

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