猫カメラに映る怪奇

かぼすさんをお迎えするにあたって揃えたものはたくさんありましたが、そのうちのひとつが、猫カメラでした。置くタイプのものです。どうしても仕事があるので、家にちっこいのをただ留守番させておくのが心配すぎて、早い段階で導入しました。

起動すると、ウィーーン、といういかにも機械です！という音がするので、最初のうちは興味津々に近づいてきていた、子猫時代のかぼすさん。

でも慣れてくると、起動しただけでは近寄らないし、なんならカメラの視野内にいることが少なくなってきました。大きくなるにつれて、留守番をさせることに対する心配も、だいぶ小さくなってきましたので、カメラを覗くこともどんどんなくなり、今ではほぼ飾りです（笑）

それでもやっぱり気が向いた時に見たくなります。「どうか見えるところにいてくれ〜」なんて密かに祈りながら、連携しているスマホアプリを開きます。9割いないのですがね（＾ω＾）

私は残業したとしても20時くらいまでしかしないのですが、それでも残業は残業。夜、疲れ果てた時にはやっぱり猫を拝みたくなります。

写真や動画を見て、帰宅までの時間は癒されているのですが、久しぶりに猫カメラでリアルタイムのかぼすさんを見てやろうと思い至りました。夜でしたが、一応私が購入した猫カメラは、月の光など少しでも光があれば、全くの暗闇でなくある程度は見られる性能でしたので、意気揚々とアプリ起動！

「かぼすさん出でよ」と念じながら、映像を見ると、暗闇の中に光る点がふたつ、そしてうっすら浮かび上がる、猫型の黒い影・・・一瞬ギョッとしましたが、まさしくかぼすさんです。

おそらく久しぶりに動いた機械音にビックリして飛んできたのでしょう。そして遠巻きに様子を伺っていたのか、やけに絶妙な距離感で、じっとカメラを見ている様子が映っていました（笑）

怖い、いやいや、怖可愛い。
キランと光る目だけでも可愛いなあ。最高だ。

ちなみに、かぼすさんが小さい頃に2度ほど、出勤中にアプリを起動しても全く映像が映らないことがありました。基本的に動作が重たいアプリなので、その時はそんなに気にしていなかったのですが、家に帰ったらいつもは勝手に繋がるはずのWi-Fiも全然繋がらないのです。

おかしいな、おかしいなと。Wi-Fiのルーターなどを再起動してみてもうんともすんとも言わず、匙を投げる寸前だったのですが、ハッと思って、テレビ裏（回線やコンセントの類がまとまっている）を見て、線のひとつひとつを点検しました。

電気が通ずるコンセントは無傷で無事だったのですが（本当によかった）、壁から出ているネット回線のほっそい線が、ぶっつり、齧られて断線していたのです・・・。

子猫だったかぼすさんには通常のコンセントはやや太く、かじり心地が悪かったんでしょう。ほっそい回線だけ、何度も何度も齧られて、無惨な姿に。

純正のものは高いので、互換性のある安めの新しいものをすぐに買い、ネット環境を元通りに。・・・しかし、もう1度だけ、かぼすさんに回線を齧られてしまい・・・

それきり、もう同じ過ちは犯さないぞと、齧ったら苦いコンセントガードを回線に巻きつけております。それからは一切、ガジガジは無くなりました。通常のコンセントの方は、いまだに齧る気配はなし。口が小さめなので、きっと今でも噛み心地は大したことないのでしょう。

いやいや、本当に、コンセントの類は気をつけるべし！です。

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