だばだば

マンガ

とっても可愛いけれども、結構なガブリエルなかぼすさん。甘噛みなんだか、本気噛みなんだか、でもちゃんと痛いくらいの強さで噛んでくるんです。

秋〜春はいいんですよ。大体長袖、長ズボンを着ているので。問題は夏です。そう、今です。

半袖半ズボン、もしくはワンピーススカートみたいなパジャマを着ているので、かぼすさんの牙が届きやすい&狙われやすい脚と手、腕は防御力ゼロに等しいんですね。いくら毎日齧られて、耐性がついているとはいえ、痛いもんは痛いんです。

そしてかぼすさんは、結構しつこい。一回「絶対齧る」モードになると、執拗に狙ってきます。こうなったら、さすがの飼い主も怒ります。猫風の威嚇で。歯を剥き出しにして、「シャー!!」とやると、意外に効くんですよね。もしかしたら効いてるというよりも、引いてるだけかもしれませんが。

それでも効果は持続しないことがほとんど。そうなったら、最終奥義、「だばだば」を使います。

「だばだば」とは、その名の通り、でたらめに脚をだばだばさせて、かぼすさんに噛み付く隙を与えないことです。永遠に脚を激しく動かし続ければ、さすがのかぼすさんも噛めないのです。

しかしこれは諸刃の剣・・・。なぜなら、かぼすさんがドン引きするので、飼い主は自分で「何やってんだろう」と我に帰って虚しくなるから。だって、たった一人で猫を前にして、夜な夜な荒れ狂ってるニンゲンを想像してください。虚しくもなります。

そして虚しくなって立ち尽くしたら、その瞬間に、かぼすさんはまたガブリです。踏んだり蹴ったりとはまさにこのこと。

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