せんちゃん⑩

マンガ

ケージから解放されたせんちゃんを追いかけ回すかぼすさん。新参者は信用ならん!の気持ちが表情に溢れていました。好きで追いかけ回しているのではなくて、完全に監視のために追いかけ回しているというのが、よく分かる図。

追いかけられるのが嫌で、ベッド下の隙間に逃げ込んだせんちゃんを出待ちしたり。追い詰めようと下に降りて、ちょっかいをかけに行ったり。その度、せんちゃんも弱くはないのでシャーって怒っては、かぼすさんが逃げて。その繰り返し。

ちょっとこの辺りで、飼い主、心配しかありませんでした。仲良くなる気配がないから。あれ、おかしいな。ケージの中にいてもらった時は、せんちゃん、かぼすさんに甘えていい感じだったのにな。いやこの状況はかぼすさんの距離感のなさが全ての計画を狂わせている。こんなに追いかけ回すようになるとは、思わなかったんです。

でも、まあ、慣れないうちはこんなもの。焦らず、ゆっくり。初回のケージ解放は、夜はケージに戻ってもらって、翌日、また朝に出てもらって。そんな感じで、どんどん互いの存在を認め合ってもらったらと、不安ながらもそれは表に出さないようにして、平常心でいるよう努めました。

そんなある日。大事件が起きました。

かぼすさんとせんちゃんが、鼻チューしたんです!完全に鼻同士をくっつけたわけではないのですが、顔を近づけて、お互いの鼻先のにおいを嗅ぐような感じで。それが突然目の前で行われたものだから、激写することはできなかったのですが・・・。ビックリしすぎて、ヨダレ出ました。そして、せんちゃんをお迎えしたことを知っている一部の方々にすぐに報告。

それ以降、特別距離が縮まっているわけでもないんですが、かぼすさんがせんちゃんを追いかけ回すことは無くなりました。鼻チューの効果、大きい。というか、存在を認めたから、鼻チューに至ったと言えるのか。とにかく、飼い主は焦らないで正解でした。

今考えると、この鼻チューまで、お迎えから1週間ちょっとだったかな。思っていたよりも、時間で考えたら、短かったですね。もちろん体感的には長かったのですが、想定よりはずっと早く、仲良くはないけれども、程よい距離感を保てるようになったといいますか。

ということで、せんちゃんお迎えからの一連のシリーズは、一旦終了いたします!もちろん、しばらくはせんちゃんとかぼすさんの絆の行く末を追うお話が多くなってくるかとは思うのですが、多頭飼育始めの苦悩や準備、ある程度の仲になるまでのステップとしては、これで区切りがついたので。

もっとも〜〜っと、仲良くなってくれることを望んでますが、これは時間が解決するほかありません。今シーズン中には猫鍋してもらうことが、密かな目標だったりするのですが、飼い主が強要できるものでもないので、かぼすさんとせんちゃんのペースを最優先して。

そして、やっぱりかぼすさんは、せんちゃんに構うと不満そうにしたりするので、かぼすさんへの愛情を忘れず。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします^^

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