本気のデスロール

4コマ

お引っ越し当日のお話。

脱走してしまうのが怖くて、引っ越し業者がくる5分くらい前から、かぼすさんをキャリーに入れて、待機してました。キャリーに入るところまでは、自分から入るくらいなので、全然苦ではなく。

ただ、完全に甘く見ていたのです。かぼすさん、「入る」という行為自体に嫌悪感はなくとも、ずっと騒がしい状況で狭いところに閉じ込められることが、だいぶストレスで嫌だったようでして・・・。

業者が入ってくるとすぐに「出して・・・」と鳴き出したのです。

最初はか細く、高い声で。ですが、出してくれないと分かると、どんどん大きく、低めの声になってきて、本気で嫌なんだなと、かわいそうになるくらい。

そしてここからが本番。飼い主が出してくれないならと、強硬手段に出たのです。それが、キャリーの中での、デスロール・・・。獲物に食らいついたワニがやるやつですね。

狭い空間で、グルングルン、身体をひねらせて、鳴いて、もうどうしようもなかったです。病院で待合室にいるときは、小窓を開けて中に手を突っ込んで撫でたりできるのですが、少しでも開けたら、飛び出していってしまうくらいの勢い。

こんなに暴れるかぼすさん、初めて見ました。

また、失敗だったなと思ったのが、喉が渇いたらすぐに水飲めるようにと、キャリーに浅く水を入れた器を入れていたのですが、上述のデスロールのおかげで、全部ひっくり返されまして。かぼすさんベチャベチャ。側にいた飼い主も、やや濡れ。

引っ越しはこれっきりにしよう・・・(できれば)と、思った1日でした。

皆様も、引っ越しする時、キャリーの中でデスロールする猫にはご注意あれ・・・。

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