構って欲しそうな、可愛い、キュルンキュルンのお顔でこっちを見つめていたとしても、「おいで」と言ってなかなか素直に来ないのが、かぼすさん。
意外に思われるかもしれませんが、飼い主が「おいで」と言っても、近くには来ますが、進んで膝に乗ったりしないのです。
だって、いつでも自分のタイミングで生きているのが、かぼすさんだから・・・。タイミングが合えば来るし、合わなければ意地でも来ない。明らかに来たそうな顔をしているのに、「呼ばれて行く」気分じゃなければ、絶対に来ないのです。
そんなかぼすさんの、ちょっと面倒臭い一面。
ある日、ソファに座っている飼い主のことを、ず〜っと足下で、可愛い顔して見つめてくるものだから、一緒にダラダラしたいのかな？と思って、飼い主は「おいで」ってよんでみたんです。
でも、一回呼んで、プイッとそっぽ向かれたので、気分じゃないんだなあ、と聞き分けのいい飼い主は、呼ぶのをやめました。しつこく呼んでも来ない時は来ないと、分かっていたので・・・。
しかしかぼすさん、3、4歩歩いたと思ったら、ピタリと足を止めて、こちらをチラリと、また見つめてきたのです。飼い主は「？」状態。
そうしたら、完全にこっちを向いて、文句言いたげな強い語気でひと鳴き。あれは絶対に、「もう一回呼んだら行くかもしれないんだから、呼ぶのを止めるな！」と言っていたに違いないです。そんな感じのわがままな顔してましたもん。
乙女心って難しい。猫って、気難しい（笑）先代猫のこつぶさんだって、そんなことせんかったぞ！かぼすさんよ！
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