すり抜けの術

マンガ

猫という生き物は、ニンゲンにとって依存性が強すぎるので、常に一緒にいたい、くっついていたいという気持ちにさせられますね。飼い主もそうです。寝る時も、指先だけでもかぼすさんのもふもふに触れていたい・・・。

でも猫とこの世は無常。最初こそ、気持ちよ〜〜く一緒に寝てくれても、ずっとおとなしくくっついてくれるわけではありません。猫って結構、お気に入りの場所を作るくせに、1日の中でずっとそこにいるってことないですよね?ある程度、ローテーションしながら複数の場所でくつろいでますよね??

かぼすさんも、飼い主と一緒に寝ていても、一定時間が経つと、「暑い」とか「なんか違う」とか、些細な理由でその場から離れようとします。その時々に応じて、自分がより快適に過ごせるであろう場所を求めるのでしょう。

スヤスヤ寝ていたのに、かぼすさんが目覚めた気配を察すると、飼い主はちょっとだけ緊張します。なぜなら、「行ってしまうのか?このまま寝てくれるか??」というドキドキがあるから。かぼすさんは眠りから目覚めて、あくびをして、少し伸びをしたら、もう気持ちがリセットされるみたいで。大体、それ以降すぐにどこかに行ってしまうんですよね・・・。

ということで、かぼすさんがどこかに行こうとしてしまった時、飼い主は暴挙に出ます。腕を使って、かぼすさんを拘束しようとするのです。

・・・でもこれ、100%成功しません。だって、本気で力を加えることなんてできないし、猫はうなぎ状態でぬるぬるすり抜けていくし・・・。いや、一応、腕全体でギュッとはするんですよ。それでも、やっぱり猫ってすごいですよね。そんなの構わず、どこにも引っかからず、ニュルンとどこかに行ってしまいます・・・。無情・・・。

飼い主の愛は、どうやら重たすぎるようで、すり抜けていったかぼすさんは、少し離れたところに腰を下ろしては「ふう」とため息をつく日々です。ご、ごめんね・・・。

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