ある日、パリパリ、ガサゴソ、ドタバタと、居間の隣の部屋で何やら騒がしくしている音が聞こえてきました。おそらくその音源をじっと見つめるかぼすさん。音源は、見なくとも予想がついてはいましたが、かぼすさんが見つめる先を同じ目線で見てみたい飼い主。
かぼすさんに限りなくくっついて、音がする方、かぼすさんが見つめる方を見てみました。
そうしたら、まあ予想通りといいますか、せんちゃんが一人遊びに耽っていまして。からだ全体を使って、上手に手を使っておもちゃを動かしながら、そりゃもう楽しそうに遊んでいました。せんちゃんが遊んでいる姿をみると、脚の長さに惚れ惚れしますね。同じ猫なのにこんなにスタイルが違うかと（むちむちではあるんですが）。かぼすさんのずんぐりむっくり体型も、とてつもない魅力がありますけどね。
かぼすさんが面白そうにじっと視線を外さないので、飼い主もそのまま、じっとせんちゃんが遊ぶ姿を見つめることとします。かぼすさんが飽きるまで。どれくらい飽きないのかなって思って。
体勢も変えず、ずーーっと見つめてましたらね。30秒くらいは飼い主とかぼすさんの視線に気づかなかったせんちゃん、ようやく気づきまして。本当にギクッて感じの気づき方をして、一気にテンション下がってました。
多分かぼすさんだけに見られてたら、変わらず遊んでいたんでしょうが、飼い主にガン見されていたもので、一気に興醒めしたんでしょうね。そっと姿勢を直して、おもちゃを手放し、スンとしてしまったのです。ごめんて。
でも、うん、楽しく遊んでいたところ、ほぼ真顔ふたりにじっと見つめられたら、そうだよねギョッとするよね。配慮が足らんかった。ちょっと面白くて。
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