爪切りさせません

マンガ

時々ブログでもぼやいていたかもしれませんが、ただいま我が家では、爪切り問題にぶち当たっております。これまで、顔合わせ問題、ご飯問題、たくさん頭を使って乗り越えて来ましたが、この爪切りはラスボス級にヘビーな問題。

ネットで「保護猫 爪切り 捕獲できない」とか「保護猫 捕獲 やり方」とか「保護猫 爪切り させてくれない」とか、色々検索して、ワザを盗んで、試そうとするんですが、ことごとく失敗しております。家で爪切りするにしても、病院でやってもらうにしても、全ては捕獲から始まるので、捕獲方法を中心に調べているんです・・・。

先日は、まず「タオルでくるんで視界さえ奪ってしまえば、比較的おとなしくなる」というのを見て、タオルでの捕獲を試みました。いつも膝掛けに使っているブランケットを手に、不意打ちを狙うためにおやつをあげて、夢中になっている隙になんとかしてやろうと思ったんです。

そっと、しかし素早く、背中からブランケットをかけようとしたところ・・・。勘が鋭いせんちゃんは飼い主のわずかな動きで危険を察知したのか、少しタオルをかすっただけで、すぐに逃げてしまいました。一度失敗してしまったら、もうしばらく捕獲ができなくなるであろうことから、失敗は許されなかったのですが、ダメでしたね。正直、捕まるとも思ってなかったですし(笑)

ただこの時の飼い主、とても頭の回転が速かったです。しつこく追うと、完全に警戒されてしまうと思ったので、空振りしたブランケットをすぐに自分にかけ、あたかも「今のは自分にかけようとしたら、間違ってあなたに触ってしまったのよ」という風を装いました。

そうしないと、下手したら以前ハンガーを落としてしまった時みたいに、信用ゼロになって長時間引きこもってしまうと思ったので。

それが功を奏したのか、一時ケージに逃げ込みはしましたが、すぐにいつも通りの飼い主とせんちゃんの距離感に戻りました。「そうか、あれは何かの間違いか」って、せんちゃんの中で腹落ちさせたんでしょうね。いや、間違いじゃなくて、完全に捕獲しようとしていたんですけどね。

ということで捕獲に失敗した飼い主、むしろ爪切りさせるためには急がば回れで、地道に爪切りできるまでの信頼と技量を積んでいった方がいいのかもしれないと思って、たまに訪れる撫で撫でモードの際に、からだ中を触られることに慣れてもらおう習慣が始まってます。

前までは、撫でても背中や頭だけだったのですが、最近は大胆に、お腹や顎の下、わちゃわちゃと撫でています。撫でられるのが好きなせんちゃん、割とノリノリで撫でられてくれるので、いけそうかな?って時にお手手やあんよに触ったりして。

ただ、撫での延長線じゃないと、やっぱり無理ですね。撫での延長線上なら、お手手も触らせてくれることが多いのですが、ただ座っている時に投げ出されたお手手に指チョンしようものなら、容赦ない猫パンチが飛んできます。

爪伸びてるから、一発で皮膚に刺さって、ぷっくり血が出てきます・・・(笑)

でも、これを続けていれば、いつかチャンスは訪れるはず!今は、「触られても害がない人」という認識をされるために、頑張るのです。

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