何かを見ている

マンガ

猫にはニンゲンが見えてないものを感じることができる、不思議な力がある、そう言われても、普通に信じてしまいますよね。だって、魔女の使いなんて言われていた時代だってあるわけだし。どの時代も猫には不思議な魅力を感じていたっていうこと。

まあ、大体は、小さい虫を目で追っていたとか、飼い主に聞こえていない上階の音とかを聞いているだけだったりするのですが。

でもさ、そういう時って、大体、虫を目で追うから目玉が動くし、顔も動くじゃないですか。音だって激しい動きはしないかもしれないけど、ちょっとは動くじゃないですか。それなのに、たまにあるんですよ、本当に一点だけを凝視している時が。しかも、大体飼い主の背後。かぼすさんがね・・・。

度々言っていますが、かぼすさんをよく赤ちゃんのように抱っこして、ラブラブしているんですけど。そうすると、近くでかぼすさんと目を合わせることができますね。かぼすさんは、よく飼い主と目を合わせてくれるので、ラブラブタイムはうっとりした顔で見つめあって、愛を伝え合っている・・・のですが・・・。

飼い主の目を見ずに、飼い主の背後をずっと見ていることが、あるんです・・・。まあるい目でね。ただ何か警戒しているとかじゃなくって、本当にただ、何を考えているのかわからない顔で、じっと一点を見つめているんです。

かぼすさん、そっちじゃないよ、こっち見て、と声をかけると、一旦こちらに視線をくれるのですが、それでもすぐにまた、元の、飼い主の背後を見るんです。何かがいるんでしょうか。毎回というわけじゃなくって、たまになんですけどね。

そういう時は、先代猫のこつぶさんが来ているのかな?くらいに考えるようにしています(笑)こつぶさん、なかなか夢にも出てくれないので・・・。

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