前回のお話はこちらから:かぼすがおネコになるまで【2】
天使魂ちゃんが見ているカタログを、一緒に覗いてみましょう。どうやら、色々な種類のいのちが描き連なっている模様ですね。「ニンゲン」「ワニ」「トカゲ」「イヌ」「アリクイ」・・・。これはもちろん一部で、ぶ厚いカタログには、数百万もいるいのちたちが、一例となる写真とあわせて掲載されてるみたい。
天使魂ちゃんにとっては、ほぼ全てが初見のいのち。「いのち」というものがあって、それになるためにいることは理解している彼らですが、実際にどんないのちがあるかは、カタログを見て初めて知ることができるのです。
おじいさん神様は、そんな彼・彼女らに、色々な種類のいのちについて、説明をする役割も果たさなければいけません。一生に一度のことなので、じっくり選ばなければならない天使魂ちゃん達にとって大事な大事な存在です。
じっくり、じっくり・・・。どんなに時間がかかっても、吟味する天使魂ちゃんの傍らで、優しい微笑みを絶やさずに待つおじいさん神様。そのうち、天使魂ちゃんの表情が変わりました。どうやら、とある「いのち」に興味を持ったみたいです。
「どれどれ?」とおじいさん神様が、そのいのちを見てみると・・・。
ネコ、と書かれたいのち。おじいさん神様いわく、「見る目がある」ようです!もちろん天使魂ちゃんは、このいのちがどんないのちなのか、全く知りません。説明を求めたいですね。
次回、このまま天使魂ちゃんはこの「ネコ」を選ぶのか、それとも別のいのちにするのか・・・。お楽しみに!
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