いつでも逃げれる

マンガ

飼い主とせんちゃんの距離感、めちゃくちゃ縮まってはいますが、しかし捕獲ができるようになったかというと、それとこれとは話が別。完全に別次元です。夢のまた夢、捕獲できるかも!の「かも」の字すらありません。だって、立った状態で近づいたら、一目散に逃げるもんね。

それでも諦めるわけにはいきません。いずれ、いや近いうちに、絶対に病院に連れていかねばならないのだから!そして爪切りをしてもらうんだ。爪切り一つでここまで病院へ連れて行きたいって意気込んでいる飼い主、なかなかいないんじゃないでしょうか。私の実力では、せんちゃんに爪切りをさせられないばっかりに・・・。

ということで、我が家では色々な工夫(小細工ともいう)をしております。幸いなことに、キャリーそのものに警戒するわけではなく、そこにあるだけだったら全然気にしないレベルなので、あとは入ってもらうだけなんですよね。(一番難しいのはそのさらに先、蓋を閉めるところなのですが、今は置いておきましょう)

小細工その①。キャリーの蓋を開け放ちまして、その中でご飯を食べてもらう。キャリーはご飯を食べることができる、幸せな場所だと刷り込ませる作戦です。積み重ねが大事ですからね、こういうのは。

しかし、せんちゃん。慎重にも程があります。何かあったときにいつでも逃げられるように、全身をキャリーの中にはおさめず、あんよはちゃっかり外に出した状態でご飯を食べてるんです。それ、食べづらくないんかい?って思うのですが・・・。こういう子が、野良で長生きするんでしょうね。生き物としては、とても賢いしあるべき姿。でもね、そうじゃない。そうじゃないんよ。飼い主は、全身をキャリーに入れてもらって、ゆったり食べてほしいんよ・・・。そういう思惑を全て、見透かされているのではと思ってしまいます。

漫画に描いたのは、小細工その①までですが、今は少しレベルアップしております。この緑色のキャリーはですね、大きく開く蓋に、さらに小さな小窓みたいなのがついてまして。小窓といえど、目一杯開けると、猫の体で出入りできるくらいの大きさの小窓。

大きく開く蓋の方は閉めて、この小窓を開け、ここから出入りしてもらって、キャリーの中でご飯を食べてもらおうという作戦です。大きい蓋よりも、こっちの小窓の方が、いざ病院に連れて行くとなった時に、素早く閉めやすいかなと思って。

しかし結局同じことでした。あんよだけ出して食べてます。たまに全身入れて食べてるのですが、飼い主が近づいたら、すぐにご飯を食べるのやめて、いつでも出れるようにしてます。本当に警戒心が強すぎて・・・。かぼすさんなんか、何もなくても自分からキャリーに入るのにな。そして蓋が閉められてから文句を言い出すっていうね(笑)

分かりきっていたことですが、一筋縄ではいかない。いざという時は、美味しいおやつ(例のカンガルーのやつ)をキャリーの中に仕込んで、入った瞬間にブランケットを小窓に押し込めて出られないようにして蓋を閉める・・・っていうシチュエーションをしていますが、これ、一回失敗したら二度とキャリーに入ってくれなくなるような気がして、ちょっと怖いんですよね。最後の手段というか。せんちゃん、飼い主がやらかしたことに対しては、根に持つタイプなんで。

しかし何事も地道に。もしかしたら奇跡が起きるかもしれない。自分からキャリーに入って、飼い主が近づいても逃げなくなる、みたいなね。・・・起きる時が来るかなあ?

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